枝豆の剛毛 指紋を消す

今日は急遽お休みの選別作業スタッフの代わりにだだちゃ豆選別作業。

朝7時半から昼の1時半まで。

長い!

眠い!

そして腰痛い!

椅子に座っての長時間作業なので眠さと腰痛は付きまとう。

いつもこの作業を担っていてくれている女性スタッフには感謝感謝!

今日の品種は「白山」、本豆と呼ばれるだけあって一番だだちゃ豆らしくある。

当然、茶毛の濃さと剛毛ぶりは群を抜いている。

一日くらいならと手洗いした素手で戦いを挑むも、手のひらは白くカサカサにされ指先の指紋は薄くなる始末。

明日は選別作業の女性陣を見習ってしっかりと手袋をして戦いに挑もう。

選別作業を戦い抜いた指先

選別作業後の指先

 

インバウンドは農業で 収穫体験で待ってます

久しぶりの大阪へ。

以前来た時も外国人が多かった気がしたけどもっと増えてる気がした。

しかも、欧米、東南アジア、東アジア様々な国から来てるようだ。特に中国の人が多そう。

中国からの爆買いは終わってると言われてるけどインバウンドはまだまだ可能性大。

インバウンドは大都市に集中しているようだけど鶴岡にも、もっともっと来て楽しんでいってもらいたいところ。

都会にはない魅力がいっぱいある。

先日は2019年に外国人が訪れるべき日本の観光地ランキングトップ10で8位に選ばれてた。

魅力の一つに美味しい食べ物もあるだろうけど観光農業にも可能性はあるのか。

うちのだだちゃ豆を収穫体験しにくる外国人いたらスゲー面白いんだけどな。

それに備えて英語の勉強でもしよう。

 

ギネス認定 世界で一番高いコメ

もはやコメの値段なのか。

なんと1kg、1万1304円!ギネス認定の世界一高価な米。

中身は米・食味分析コンクールで入賞した複数生産者のコメのブレンド米で玄米の栄養成分を残してるとのこと。

誰が買うんだろうといぶかるが限定販売ですぐに売り切れ。

さらに海外でも人気とのこと。

もう自分の頭では理解ができないかな。

でも海外で日本のコメが美味しいと認知されるきっかけになってほしいな。

土づくりから始まる 美味しい農作物づくり

春に向け、土作りのことをしっかり考えれる時間が出来てきた。

まずは前年を振り返ることから始めないと。

それと現在の土の状態の確認。

今年から使う資材を少し変更しなければならなくなったのもあって、もう一度よく考えるチャンス。

しっかり今の現状を把握して必要なものを足して、足りているものは入れない。

なんて足し算引き算みたいに土作りも簡単にいったら楽なんだけどな。

緑肥の効果もしっかり確認しないといけないし。

やっぱり土作りには時間がかかる。

美味しい作物はすぐにはできない、継続が何より大事!

土づくり資材のパンフレット

土づくり資材のパンフレット

大地を喰らう 魔女の雑草

アフリカやアジアで猛威を振るう雑草を駆除する薬剤が日本で開発されたそうだ。

ホント日本の開発力はすごい。

ストライガという雑草はトウモロコシの根っこなどに寄生し栄養分や水分を吸収し穀物を枯らしてしまう寄生植物。

日本と同じ条件では考えれないけど被害が大きくなれば食糧難にもつながっていくのかもしれない。

今、だだちゃ豆栽培でも多発しているダイズシストセンチュウになんとなく似てる気が。

だだちゃ豆栽培ではここ数年、多発することへの対処で高額な薬剤防除をする畑が増えてきた。

我が家でも発生は確認されてるけど何とか薬剤に頼らず緑肥による土づくりで対処できないか模索中。

薬剤と違ってすぐには結果には結びつかないけど畑の大切な菌を殺さずに美味しい豆づくりにつながっていってくれると信じて頑張のみ。

今でも3K だいじょうぶか農業イメージ

きつい、きたない、危険の3K。

昔は高学歴、高収入、高身長の対比語みたいに使われてた。

テレビの4K8Kのほうがピンと来るけどいまだに農業のイメージは3Kなようだ。

国が発表した農林漁業世論調査の結果が残念すぎ。

8割以上の回答で肉体労働がきつい、収入が不安定との回答だったそう。

8割以上ってどんなやねん!

分かんない人もいるからほぼ9割方。

こんなの見たらやりたいと思う人が増えるとは思えない。
最近、農家ではない年輩の方の鶴岡の農業を語る会なんてのに呼んでいただいたが、話の中心は問題点ばかり。

思わず「いいとこいっぱいあるんじゃ」ってちょっとキレてしまった。

農業は悪いことばかりじゃない。

いいことも沢山ある。

もっと自分も農業の良さをアピールしていかないと!

うちらの種はどう守る 続々と条例設定中

山形県でも県主要農作物種子条例制定が県議会で可決されたそうだ。

今年の4月1日に国の主要農作物種子法が廃止されたことに対する県としての対応。

これによってどうなるのか。

自分なりに考えてみると優良な種子を作り、優良な農作物を作ることが国内競争から世界での競争に変わること。

そしてその種子を持つ企業なりが圧倒的な力を持つことかな。

わたしにははたしてどんな影響があるのか?

考えてもわからんがより広い視野でモノを考えないといけないのだろう。

これとまったく真逆を行くのは「だだちゃ豆」など種の生産がとても難しい在来、伝統野菜といったもの。

これからの農業はこれまでの時代よりも、もっと大きな変化が起きていくんだろうけど自分の考えをしっかり持たないと。

こんな時代だからこそ、まずは目の前の自分の農業を見つめ直さないといけないな。



ハイジのベット 日本バージョン

稲上げ後に生まれる副産物の藁を畜産農家さんへ搬入しに。

牛小屋の空きスペースに稲わらを積み上げ。

藁の香りが充満してちょっといい香り。

見てるとアルプスの少女ハイジが乾草のベットで寝ていたのを思い出す。

ちょっとチクチクしそうだけどフカフカで、干したいい香りとお日様のにおいがしそう。

枝豆収穫後の茎や葉っぱは腐らせて堆肥にして終わりだけど稲刈り後の藁は第2、第3の人生を歩む。

コメを収穫した後の藁もたくさんの利用方法があり先人たちはよく考えていたもんだ。

自分も見習わないと。

フードマイレージについて

フードマイレージとは

フードマイレージ (food mileage) は、「食料の (=food) 輸送距離 (=mileage) 」という意味。重量×距離であらわす。食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、遠くから食料を運んでくると大きくなる。90年代にイギリスで考えられだした。フードマイルとも。日本でも2000年以降に導入されるようになった。

フードマイレージの基本的な考え方

基本的には「食料品は地産地消(生産地と消費地が近いこと)が望ましい」という考え方に基づいている。生産地と消費地が遠くなると輸送にかかわるエネルギーがより多く必要になり、地球環境に大きな負荷をかけることになります。またフードマイレージの数値が大きいほど、その消費地は食料に関して贅を尽くしていることになります。農林水産省の試算によると、日本のフードマイレージは総量では世界中で群を抜いて大きく、国民一人当たりでも一位となっています。これについて農水省幹部は「現代の日本人が歴史上のどの時代における、どの国の王侯貴族よりも贅沢な食事をしていることになっている」と解説しているそうです。
ちなみに日本のフードマイレージは韓国、アメリカの約3倍、イギリス、ドイツの約5倍、フランスの9倍となっています。
食料自給率の低さとともに、フードマイレージの大きさも日本の食料問題の中心であり、改善のためには、食糧自給率を高め、食料の生産地と消費地の距離を縮める努力が必要です。

フードマイレージに反対の考え方

一方で、フードマイレージは食糧問題の一側面のみを示しており、食糧を生産する効率や総合的なエネルギーの消費は無視されていることも考えなければならないという論もあるそうです。つまり、収穫期でなかったり国内に栽培適地が少ない場合はフードマイレージを短縮するとしたら消費地の近くで生産することになり、それよりも適地適作で自然に沿って生産したほうが、輸送に消費されるエネルギーを加算しても、環境に与える影響が小さくなるのは明らかであるという意見があります。
だがこの意見は結局、フードマイレージを抑制するにはなるべく季節の旬の地物を摂る、つまり地産地消を励行するのがよいという結論を逆説的に導いているとも言えます。
また地理的要因も大きいとの観点から、極論からすれば大消費地である大都市内部もしくは近郊で土地集約型産業である農業をしなくてはならないという意見もあります。
しかし、東京の都心で農業をすることは現実的に不可能で生産性をまったく無視した考えであり、都市近郊に限ってみても都市部の胃袋を満たすことはできないと思われます。

フードマイレージを実証する試験結果

アメリカのアイオワ州の大学で実験をしたそうです。フードマイレージとまではいかないものの移動距離による環境負荷(特に二酸化炭素の排出)と消費者心理を考えたそうです。ちなみに日本の食料が食卓まで上がる距離は平均で1万km。アメリカは2,500kmだそうです。
実験ではスーパーで①同じ値段の地元産のトマトとカナダ産のトマト②地元産リンゴと他州のリンゴ(2割高)を並べて売ったそうです。双方にエコラベルというスーパーまでの距離と二酸化炭素の排出量を書いたものを添付しました。ともに試食をつけたそうです。

1,トマト
地元産 : スーパーまでの距離100km ・ 二酸化炭素排出量4.5g
カナダ産 : スーパーまでの距離1,050km ・ 二酸化炭素排出量27g
2,リンゴ
地元産 : スーパーまでの距離68km ・ 二酸化炭素排出量4.5g
他州産 : スーパーまでの距離2,798km ・ 二酸化炭素排出量77g
 

結果

1,地元産が9割購入された
2,他州産が9割購入された

考察

1,同じ値段であれば地元産を購入する。消費者もエコラベルを見ることで環境への負荷を考える。
2,エコラベルがあっても試食した結果美味しいものを買う傾向にある。

ここで考えられたことは

おいしければ買うということ
またおいしくなければ環境に良くとも購入には抵抗があること
おいしければ2割高くとも地元産を買うということ

その結果食を選択する場合味・価格・新鮮さ・質感の4つが揃い消費者が環境のことを考え、農家を支持し農産物を購入してくれるそうです。

私としては

日本の現在の状況を考えると地産地消できる部分とできない部分があると思います。できるだけ地元のものを購入し地産地消すべきと思います。少し値段が高くともそれを補う考えを持ちたいと思います。できれば温暖化対策に使われる税金をもっと地産地消に使ってもらえればと思います。特に学校給食なんかにはもっと取り組みを進めていければいいのかなとおもいます。
今現在、日本全国で地域型の産直施設が増えているのはとてもいい考え方だと思うし日本全国どこにでもある大型量販店で日本のどこでも同じものが同じ値段で買えるという地域の違いがない全国的な均一化はさびしいことなのではないかと思います。もっと地域には昔からあり、伝えられている大切な食文化があると思います。

自分自身も日常生活でそのような場面に度々遭遇しているはずです。ただ気づいていないだけで。当然、自分の日常では食べれないものもありますがそれは別と考え、日常ではいつも意識して食生活を送りたいですし私たち農家が率先して地産地消を訴えていきたいです。

農業は常に自然の脅威と隣り合わせ

農業は常に自然を相手にする仕事です。わかってはいてもあまりの自然の驚異に愕然とさせられることがあります。何の仕事でも自然と向かい合っていますが農業での自然の驚異をお伝えしたいと思います。またこのような出来事を忘れないためにも書き記しておきたいと思います。

平成23年6月の集中豪雨

大雨23年6月 だだちゃ豆畑が水浸しです。これでも少し引いた後です。一日だけでなく数日間雨がやまなかったのが被害に拍車をかけました。

大雨ごの排水路23年6月 1回目の大雨の後の大豆畑と隣を流れる排水路の様子です。排水しきれずオーバーフローして畑に水が入ってきました。

平成22年4月の季節外れの雪

この季節は例年なら乾燥注意穂が出てもいいはずなんですが雪が降りました。全国的に寒い春で5月下旬までこの寒さが続き作物の生育が心配されました。
春の雪 雪が降りトラクターと畑は真っ白になりました。

平成21年12月の大雪

近年は昔に戻ったかのように大雪がよく降ります。
ハウス倒壊 雪の重みでハウスが倒壊しました。

平成19年6月の豪雨による被害状況

梅雨時期に集中豪雨が降りました。ひどいところでは朝方に降った雨が夕方まで引かず、畑ではだだちゃ豆がほぼ全体水に浸かる状態になりました。そのうえ雨上がりに太陽が照りつけたまった水がお湯のようになり根っこが茹でられる状態になりました。結果根っこが腐れ下の葉から徐々に枯れていきました。その後も雨が続き被害は拡大しました。鶴岡市でのだだちゃ豆作付け面積約840haの6分の1が被害にあったそうです。家のだだちゃ豆も被害にあいました。
大雨被害 根がやられ下の葉から徐々に枯れていきました。

冠水 ようやく水が引いていった畑です。

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平成19年4月の降雹被害状況

季節外れの雹が降り定植間近かのだだちゃ豆の苗がめちゃくちゃに傷つけられました。また畑に植えた枝豆の苗もぼろぼろになり本葉が落ちこのまま植えておいても収穫できないものになってしまいます。
雹 右側が降った雹です。左が分かりずらいんですが百円玉です。

雹被害 雹に傷つけられただだちゃ豆の苗です。葉っぱが枝部分から落ち一番大事な本葉が落とされてしまいました。

雹被害 雹被害 畑に植えたレタス(左)とキャベツ(右)の苗です。見るも無残な姿になりました。キャベツのほうがまだましな状態ですが葉っぱがもうチリヂリというかばらばらになりました。ちなみに黒いマルチ(保温用ビニール)も穴が開いているのが見えますがそれも雹によるものです。

平成16年の台風15号、16号による農作物への被害状況です。

 自然の脅威を目の前にすると人間の力なんて無力なんだとつくづく実感させられます。被害はだだちゃ豆、水稲、大豆などの販売作物から栗、キウイ、柿などの自家消費の果樹、さらにビニールハウスの破れ、ガラスハウスの破損多岐にわたりました。特に水稲の被害は甚大で庄内地方で何十億の被害だそうです。稲穂の白穂枯れと枝梗枯れ、風邪による擦れ、さらにはうちの近所ではないですが海に近いところでは塩害も起きたそうです。これにより収量はうちのところでコシヒカリで例年の半分くらいと予想されています。ちなみにこの潮風害は文献が残っている限りでは100年以上ぶりのことだそうです。16年は春先の大雨、梅雨末期の集中豪雨、異常な気温の上昇といろいろありましたこんなこともあったんだと忘れないように書き記しておこうと思います。

枝豆畑です。葉っぱが落ちて残っている葉っぱも風邪で擦れてしまったために入れが緑色から茶色になってしまいました。当然実の入りが悪くなったり莢にも傷がつくなどの被害が出ました。

水稲の白穂枯れです。中央の白くなってるのがそうです。台風の強風と、高温での急な乾燥により起きました。これはだいぶ経った後の写真ですが台風の2,3日後は田んぼが真っ白のところ(下の画像)もありました。

白穂枯れの圃場です。田んぼの色が黄金色ではなく白っぽくなっています。。白くなって見えるところが白穂枯れしたところです。そして白穂枯れにより籾の中に実が入りませんでしたので穂が立っています。実るほど頭を垂れる何とやらというのも今年に限っては例外です。

大豆の畑です。枝豆同様葉っぱが落ち擦れて茶色くなりました。草丈も伸びなくなりました。