農家だけが感じる どうでもいいコロナ禍の影響

コロナ禍の中でマスクと除菌スプレーは必須アイテム。

どちらもするのが当たり前になってきている。

以前は大多数の人がやるものではなかったはず。

春になり水を使う仕事が増えてきたことと日常的な除菌スプレーの使用は手のカサつきを助長させる。

最近知ったのだが除菌スプレーなどを使って手の除菌をすることのを手指消毒と呼ぶそうだ。

今までもあった言葉だろうが使うのは一部の人だったように思える。

「しゅししょうどく」って言ったら農家には種を農薬などで殺菌する「種子消毒」が当たり前なんだけどな~。

今はスマホの変換も優先順位は手指消毒のようだ。

こんなところにもコロナの影響か。

種子消毒しただだちゃ豆の種まき

だだちゃ豆の種まき

庄内平野という食糧基地に課せられていると勝手に思っていること

終わりを見せないコロナウィルスの拡大。

世界中で終息が見えないし、いつまで続くのだろう。

様々な業種が悲鳴を上げている。

我々の農業でも。

一方で世界の国々では穀物の輸出制限、規制を打ち出してきている国が出てきている。

日本の食卓には今のところ影響は見えないがこの後どうなるのだろう。

やはり困難な状況になると自国の食料を優先するということか。

今年のコメ作りも始まった。

我々ができることはこんな状況でも日本では食料には困らないという安心感を農業から与えることなんではないだろうか。

収穫期突入 コロナ対策も万全に

だだちゃ豆の収穫開始。
昨今のコロナ禍の対策も万全に行いたい。
三密になりにくい農業の現場でもだだちゃ豆の調整、選別作業は考えないといけない。
マスク、非接触体温計、ファイスガード、マウスガードなど様々なものを購入。
実際の作業をしてみないとわからないこともあるが準備を万全に整えておくしかない。
作業員の皆様には負担も強いることもあるだろう。
特に暑い中でマスクをしての作業はつらいかも。
じゃあどうする。
冷感マスクにするか扇風機を利用して風を循環させるか、はたまたエアコンを入れて涼しくするか。
色々と考えられるし、金銭的に時間的に作業的に見合うものを取り入れていかなければ。
これはコロナの影響がなくても同じこと。
米作りでもトマト栽培でもそしてだだちゃ豆作業でも。
コロナ禍の影響は大きいけれどここから学ぶこともあるはず。

雨乞い

求む。

適量の雨。

東北南部は梅雨入りとのニュースもあったが降った雨量はほんの少し。

人も農作物も適量の雨が欲しいところ。

天気がいいので仕事は捗るが農作物の成長にはちょっとマイナス。

毎度のことながら好天が続けば雨を求め、雨がちの天気が続けばお日様を求める。

まさに農家あるある。

田んぼの水は干上がることがないので足りているがだだちゃ豆畑の水分は不足している。

もう少し背丈が伸びてくれると管理も楽になるのに。

だだちゃ豆に大事な根粒菌の働きには適度な水分が必要だし。

雨乞いやるしかないのかな。

今はできることをやって恵みの雨を待とう。

2020恵みの雨を待つだだちゃ豆
2020雨を待つだだちゃ豆

農業ICT・AIは農業のDGMをなくすのか

農業分野でも盛り上がっているICTとAI化。

自動操縦トラクター、田植え機、コンバインの大型機械からスマホによる様々な管理のソフト面まで。

そしてドローンによる農作業や分析作業。

今までやってきたことを違った形で行ったり、人手をかけずに行うことが可能になっていく。

否定することもないし費用対効果が見込めるなら自分も使っていきたい。

でもでもでもそれだけだとなんか味気ない気がしてならない。

農業だけに。

以前、話を聞いた滋賀県の方は農業の醍醐味は常に異なる自然環境を相手に、持ちうる頭脳、体力、使用できる機械、助けてくれるスタッフをフルに活かし自分の描いた通りに一年を計画通りに進めれるかだと言っていた。

それには自分も妙に納得した気がした。

そこに農業での快感があるのかもしれない。

自己満足かもしれないけど農業の醍醐味ってそこなのかな~。

庄内人の所有率の高いもの 車と雨合羽

親戚の家に種まきの手伝いへ。

親戚のうちはビニールハウスへ苗を並べるのだがここの地域はまだまだ田んぼへ直接並べるうちも多そう。

遠くから見ると複数の軽トラックと色鮮やかな雨合羽が見える。

この日は日曜日なんで普段農業をしない家族も総出でやっている。

みんなそれぞれに雨合羽を着て。

庄内の最近の種まき、苗だし、田植えは兼業農家の人や本人以外が勤めに出ている家を中心に土日や休みの日にやるのが主流。

雨が降っても、風が吹いても、寒くてもその限られた時間の中で仕事を完了させなければいけない。

そう考えれば皆が合羽をもっているのもわかる。

都市部の会社員の人だったら雨合羽なくても困らない気がするし。

あとは海釣りに行く人が多いからかな~。

雨合羽は目立つ色で!

苗だし

 

 

農業は爪が大事 刃も大事

トラクターの爪交換。

悩ましい交換のタイミング。

これから田起こし開始に合わせての交換だけど爪が残ってる。

このままでもいいけどもう少しすると限界になる。

仕事途中での交換ってのも考えもの。

ここは思い切って今でしょ!

トラクターだけじゃなく、だだちゃ豆栽培に欠かせないくらかけに使う管理機にも田植機にも爪がついてるし、草刈り機やコンバインには切れ味鋭い刃が。

いずれも交換に悩むもの。

とても分かりやすい基準が欲しい。

交換中のトラクターの爪

交換中のトラクターの爪

異色のコラボ 先ず種を播く

お米の種まきも終了し、ゆっくりしたいところだがすぐにだだちゃ豆の種まきがやってくる。

以前は、お米の種まきにもっと日数がかかり、終わった後は張り詰めた気持ちと、疲れた身体から脱力感だったが今はそんなことも言ってられない。

春の忙しさはピークに向かっていくぞー!

 

だだちゃ豆の種まきと育苗器

だだちゃ豆の種まき機と育苗器

水五則 黒田官兵衛の教え農業に通ず

隣の集落の公民館にかけてあった額書。

農村集落で水の話だから、田んぼに水を引く際のルールが書かれていると思って読んでみると違った。

まさに人生訓。

ググってみたら戦国時代の名将黒田官兵衛の教えらしい(本当のところは分からなく中国の古典とも江戸時代とも昭和ともいわれているらしく水五訓とも)。

「兵の流れは川の如し」by横山光輝三国志しか分からん俺としては勉強になります。

特に「清濁併わせ容るる量あるは水なり」なんて小さい頃から見ていたら大人になってから影響してスケールの大きな人になりそう。

ここの集落の人、皆がそうじゃないけど当てはまるスケールの大きい人がいるきがするなー。

小さい頃からこれを見て育てば、米づくりやだだちゃ豆づくり、色んなとこに影響したのかな〜。

水五則の額書

水五則

お米の種もみ 2泊3日の湯治に行く

鶴岡市春の風物詩、湯田川温泉の廃湯を使った種もみの芽出し作。

我が家の種もみも旅立った。

32度くらいのお湯につかり、種まきに最適な状態になって帰ってくる。

来週は種まきウィーク。

週の前半に米の種まきをして週の半ばからはだだちゃ豆の種まき。

だだちゃ豆の種は前年の収穫・乾燥・調整・選別を経ての種まきになるけど発芽率は毎年の心配の種。

米の種もみのように温泉で目出しして発芽率が高くなればいいのにな~。

2020湯田川温泉芽出し作業

2020湯田川温泉の芽出し作業



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