今年も始まる 奴らとの戦い

暖かくなり、だいぶ雪も解け徐々に身体も動いてきた。

人間も動きやすくなれば当然、奴らも激しく動き出す。

毎年のことだけど知恵比べとイタチごっこ。

農家の家や作業場には奴らの隠れやすい場所やえさになりそうなもの多いのは今始まったことじゃない。

今の我が家でよくやられるのは米、大豆の穀物と米の苗やだだちゃ豆の苗など。

先日は今年のだだちゃ豆作付けに向けての試験種まきをしたところ見事にやられた(T_T)

先輩方に対処方法を聞くけれど完璧に防ぐのは厳しいかな。

奴らの隠れ場所を無くしと餌になるものを置かないしかない。

けどそれも完璧には無理なんだよな~

やっぱり猫様の力を借りるしかないのか。

ネズミにやられただだちゃ豆の試験播種

試験播種

 

 

発酵と腐敗の違いとは 食べれるか食べれないか

先輩とだだちゃ豆畑に投入する堆肥の話をしてた時のこと。

食べ物においては発酵と腐敗の違いとは。

結論は食べれるか食べれないか。

微生物が食べれるようにするのが発酵でそうでないものは腐敗。

紙一重といえば紙一重。

発酵食品をいろんなところでいろんな形で食べられている。

納豆、ヨーグルトは納豆菌や乳酸菌の働きで食べれるように。

鰹節はカビの働きで。

日本酒やビール、ワインそしてパンは酵母の働きで。

味噌、醤油、漬物、チーズなんかは複数の働きによって。

変わり種は自らが持つ酵素によって分解される塩辛。

他にもいろんな食べ物がある。そしてほとんどすべてが美味しく食べるというよりも保存できるようにするという目的で生まれているはず。

それだけ食べるということを重要に思っていたんだろうな。

今の時代こそ、食べることや食べ物を大事にすることを再認識しないと。

SDGs!

 

白山だだちゃ豆 とはなんぞや

昔に比べればずいぶんと市民権を得ているだだちゃ豆。
全国的にもだいぶ知られてきているように思える。

どこで栽培されているのか、いつが食べれる時期なのかなどなどもっと知ってもらいたいことは山ほどあるが中でもだだちゃ豆を語る上では欠かせないのが「白山」というワード。

「白山」は「はくさん」でも「しろやま」でもなく
「しらやま」と読み、発祥の地とされる鶴岡市大泉地区白山集落をさしている。
地元の人でも細かいことまでは分からなくても「白山」というワードは知っている。

だけど「白山だだちゃ」ってなに?とはよく聞かれる質問だ。

実際、どう答えればいいのか私も悩むところ。
品種としては8つの中に「白山」が認められるが「白山だだちゃ」は品種ではなく白山で栽培されたものかな。
もしくは白山の人がつくったものだろう。

いずれにせよ白山の人たちが受け継いでこなかったら自分も栽培できていなかっただだちゃ豆。

感謝!

だだちゃ豆の記念碑

薄皮は入れないで 彼岸に春色鮮やかに

彼岸に食べるおはぎ。

我が家は粒あんだけじゃなく他にも。

庄内特産の青大豆黄な粉にだだちゃ豆のずんだ餡。

だだちゃ豆のずんだ餡は自家製。

鮮やかにするためすり潰す前に薄皮をしっかりとる。

この作業手間がかかるのなんのって。

砂糖は少なめで豆の甘味で塩少々。

美味い。

 

だだちゃ豆のずんだ餡おはぎ

だだちゃ豆のずんだ餡おはぎ

 

はばたけ雪若丸 新しい山形の顔に

新米の季節。

今年は山形県からお米の新品種がデビュー。

その名も「雪若丸」。

正式な名前がつく前は山形112号という名前だった。

全国から約16000の応募があり、その中から選ばれた7点から県民投票で選ばれたそうだ。

一姫二太郎でつや姫の弟という存在らしい。

自分が去年まで3年間試験栽培をしていたこともあり思い入れもひとしお。

つや姫の命名の際も、現知事の女性知事が携わったがしっかりと育てている気がする。

男の子もしっかり大きく育ててほしいもんだな。

大きく羽ばたいてサクランボやだだちゃ豆に続く山形の名産品になって!

 

フードマイレージについて

フードマイレージとは

フードマイレージ (food mileage) は、「食料の (=food) 輸送距離 (=mileage) 」という意味。重量×距離であらわす。食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、遠くから食料を運んでくると大きくなる。90年代にイギリスで考えられだした。フードマイルとも。日本でも2000年以降に導入されるようになった。

フードマイレージの基本的な考え方

基本的には「食料品は地産地消(生産地と消費地が近いこと)が望ましい」という考え方に基づいている。生産地と消費地が遠くなると輸送にかかわるエネルギーがより多く必要になり、地球環境に大きな負荷をかけることになります。またフードマイレージの数値が大きいほど、その消費地は食料に関して贅を尽くしていることになります。農林水産省の試算によると、日本のフードマイレージは総量では世界中で群を抜いて大きく、国民一人当たりでも一位となっています。これについて農水省幹部は「現代の日本人が歴史上のどの時代における、どの国の王侯貴族よりも贅沢な食事をしていることになっている」と解説しているそうです。
ちなみに日本のフードマイレージは韓国、アメリカの約3倍、イギリス、ドイツの約5倍、フランスの9倍となっています。
食料自給率の低さとともに、フードマイレージの大きさも日本の食料問題の中心であり、改善のためには、食糧自給率を高め、食料の生産地と消費地の距離を縮める努力が必要です。

フードマイレージに反対の考え方

一方で、フードマイレージは食糧問題の一側面のみを示しており、食糧を生産する効率や総合的なエネルギーの消費は無視されていることも考えなければならないという論もあるそうです。つまり、収穫期でなかったり国内に栽培適地が少ない場合はフードマイレージを短縮するとしたら消費地の近くで生産することになり、それよりも適地適作で自然に沿って生産したほうが、輸送に消費されるエネルギーを加算しても、環境に与える影響が小さくなるのは明らかであるという意見があります。
だがこの意見は結局、フードマイレージを抑制するにはなるべく季節の旬の地物を摂る、つまり地産地消を励行するのがよいという結論を逆説的に導いているとも言えます。
また地理的要因も大きいとの観点から、極論からすれば大消費地である大都市内部もしくは近郊で土地集約型産業である農業をしなくてはならないという意見もあります。
しかし、東京の都心で農業をすることは現実的に不可能で生産性をまったく無視した考えであり、都市近郊に限ってみても都市部の胃袋を満たすことはできないと思われます。

フードマイレージを実証する試験結果

アメリカのアイオワ州の大学で実験をしたそうです。フードマイレージとまではいかないものの移動距離による環境負荷(特に二酸化炭素の排出)と消費者心理を考えたそうです。ちなみに日本の食料が食卓まで上がる距離は平均で1万km。アメリカは2,500kmだそうです。
実験ではスーパーで①同じ値段の地元産のトマトとカナダ産のトマト②地元産リンゴと他州のリンゴ(2割高)を並べて売ったそうです。双方にエコラベルというスーパーまでの距離と二酸化炭素の排出量を書いたものを添付しました。ともに試食をつけたそうです。

1,トマト
地元産 : スーパーまでの距離100km ・ 二酸化炭素排出量4.5g
カナダ産 : スーパーまでの距離1,050km ・ 二酸化炭素排出量27g
2,リンゴ
地元産 : スーパーまでの距離68km ・ 二酸化炭素排出量4.5g
他州産 : スーパーまでの距離2,798km ・ 二酸化炭素排出量77g
 

結果

1,地元産が9割購入された
2,他州産が9割購入された

考察

1,同じ値段であれば地元産を購入する。消費者もエコラベルを見ることで環境への負荷を考える。
2,エコラベルがあっても試食した結果美味しいものを買う傾向にある。

ここで考えられたことは

おいしければ買うということ
またおいしくなければ環境に良くとも購入には抵抗があること
おいしければ2割高くとも地元産を買うということ

その結果食を選択する場合味・価格・新鮮さ・質感の4つが揃い消費者が環境のことを考え、農家を支持し農産物を購入してくれるそうです。

私としては

日本の現在の状況を考えると地産地消できる部分とできない部分があると思います。できるだけ地元のものを購入し地産地消すべきと思います。少し値段が高くともそれを補う考えを持ちたいと思います。できれば温暖化対策に使われる税金をもっと地産地消に使ってもらえればと思います。特に学校給食なんかにはもっと取り組みを進めていければいいのかなとおもいます。
今現在、日本全国で地域型の産直施設が増えているのはとてもいい考え方だと思うし日本全国どこにでもある大型量販店で日本のどこでも同じものが同じ値段で買えるという地域の違いがない全国的な均一化はさびしいことなのではないかと思います。もっと地域には昔からあり、伝えられている大切な食文化があると思います。

自分自身も日常生活でそのような場面に度々遭遇しているはずです。ただ気づいていないだけで。当然、自分の日常では食べれないものもありますがそれは別と考え、日常ではいつも意識して食生活を送りたいですし私たち農家が率先して地産地消を訴えていきたいです。

だだちゃ豆三甘露5.4kg(300g×18袋)

早生甘露(8月初旬お届け)・甘露(8月10日頃お届け)・晩成甘露(9月上旬お届け)の3品種を6袋ずつ。計18袋。それぞれの品種収穫時にお届け。荷姿は300g×6袋と同じです。

袋には鮮度保持に適したオーラパックを使用しています。
■お届け日のご希望は承れませんのでご了承ください。
■本商品の送料は無料です。

だだちゃ豆三昧5.4kg(300g×18袋)

早生甘露(8月初旬お届け)・白山(8月20日頃お届け)・尾浦(9月上旬お届け)の3品種を6袋ずつ。計18袋。それぞれの品種収穫時にお届け。

荷姿は300g×6袋と同じです。

袋には鮮度保持に適したオーラパックを使用しています。
■お届け日のご希望は承れませんのでご了承ください。
■本商品の送料は無料です。

だだちゃ豆3.0kg(300g×10袋)

袋には鮮度保持に適したオーラパックを使用しています。

 

■複数住所へのお届けの際はお届け希望日の指定は1日のみとなります。複数日、対応可能の場合もございますのでご連絡ください。

■お中元の対応をしております。お中元をご希望の方は備考欄にお中元とご記載ください。

■一ケ所へ2または3箱を同梱してお届けする際は送料がお安くなります。詳しくはお問い合わせください

 

だだちゃ豆1.8kg(300g×6袋)

300g入りパック×6袋です。とれたてのだだちゃ豆を一度水洗いしゆでずに袋詰めします。お届け後に茹でてお召し上がりください。
袋には鮮度保持に適したオーラパックを使用しています。

 

■複数住所へのお届けの際はお届け希望日の指定は1日のみとなります。複数日、対応可能の場合もございますのでご連絡ください。

■お中元の対応をしております。お中元をご希望の方は備考欄にお中元とご記載ください。

■一ケ所へ2または3箱を同梱してお届けする際は送料がお安くなります。詳しくはお問い合わせください



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