今でも3K だいじょうぶか農業イメージ

きつい、きたない、危険の3K。

昔は高学歴、高収入、高身長の対比語みたいに使われてた。

テレビの4K8Kのほうがピンと来るけどいまだに農業のイメージは3Kなようだ。

国が発表した農林漁業世論調査の結果が残念すぎ。

8割以上の回答で肉体労働がきつい、収入が不安定との回答だったそう。

8割以上ってどんなやねん!

分かんない人もいるからほぼ9割方。

こんなの見たらやりたいと思う人が増えるとは思えない。
最近、農家ではない年輩の方の鶴岡の農業を語る会なんてのに呼んでいただいたが、話の中心は問題点ばかり。

思わず「いいとこいっぱいあるんじゃ」ってちょっとキレてしまった。

農業は悪いことばかりじゃない。

いいことも沢山ある。

もっと自分も農業の良さをアピールしていかないと!

一本の木から全国へ 庄内人の育種魂

鶴岡に住みながら始めて庄内柿の原木に遭遇。

住宅街のど真ん中に凛々しくたっている姿にちょっと感動。

庄内柿は日本各地でみられるソメイヨシノといっしょですべてこの木から始まっているそうだ。

庄内柿は平核無という種なし品種、庄内では家庭の庭先にも植えられている。

案内板によるとそこから派生し、新潟では八珍柿に佐渡ではおけさ柿になったり、突然変異種が刀根早生という品種になったりして日本各地でたくさん作られているそうだ。

この一本から日本全国へ、スケールの大きい話だ。

昔の庄内にはたくさんの育種家がいて様々な品種を改良してきた歴史がある。

米や野菜もそうだしだだちゃ豆も当然、一般の育種家によって発見され育てられてきた。

ほんの少しの違いを見抜き、それを育てて立派な品種にするまでは相当な苦労があったはず。

そんな庄内人のDNAが自分にも流れているとちょっとうれしくなる。

うちの枝豆畑にもいろんな可能性があるはず。

自分もちょっとした違いに気づく目を養っていかないと。

庄内柿の原木

庄内柿の原木

 



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